前置詞 on というと「~の上」という訳が真っ先に思い浮かぶのですが・・・。
だよね!
そして、on の基本イメージはまさに
「上に乗っている」
そんな感じなんだ。
そして、on の基本イメージはまさに
「上に乗っている」
そんな感じなんだ。
前置詞 on のイメージは上に乗ったり、接したり?
じゃあ早速、英文を交えて前置詞 on のイメージをつかんでみよう。
There is a glass vase on the desk.
「机の上にガラスの花瓶が置かれている」
机の上に花瓶が乗っているから、
前置詞は on が使われている・・・んですよね?
前置詞は on が使われている・・・んですよね?
まさに基本イメージに沿った on の使われ方と言えるね!
じゃあ次のような英文の on はどう捉えるかな?
じゃあ次のような英文の on はどう捉えるかな?
The clock on the wall keeps accurate time.
「壁にかかったその時計は正確だ」
う~ん、上に乗っている・・・というよりは、時計が壁に触れている感じかしら。
僕たちの感覚では壁に乗っているという感じではないよね。
乗るというと、どうしても上に乗るイメージがあるし、そもそも壁の上に乗る、というのがピンとこないしね。
でも、ネイティブはこれを乗っていると解釈するんだ。
乗るというと、どうしても上に乗るイメージがあるし、そもそも壁の上に乗る、というのがピンとこないしね。
でも、ネイティブはこれを乗っていると解釈するんだ。
むしろ、乗っていると考えるから難しいわけで、「接している」と考えた方がいいかも。
ということは、さっきの英文も花瓶が机の上に接して乗っているってことですね!
on のイメージの応用
on の接触のイメージは空間的にだけでなく、時間的にも応用されることもあるんだ。
On boarding the plane, I went to my seat.
on …ing は「…するとすぐに」という意味になるから、
「飛行機に乗るとすぐに席に着いた」
というのが全訳になるんだけど、この on は時間的な「接触」を意味しているんだよ。
「飛行機に乗るとすぐに席に着いた」
というのが全訳になるんだけど、この on は時間的な「接触」を意味しているんだよ。
「…するとすぐに」という意味からも
board the plane「飛行機に乗る」という行為と
went to my seat「席に着いた」という行為が、on によって時間的に隣り合って接している感じがイメージできるよね!
前置詞 on は「接している」というイメージの元、さまざまに派生して使われることが多いんですね。
単に「乗っている」という感覚だと、わかりにくい例も、この接触のイメージを持てば、理解しやすくなった気がします!
単に「乗っている」という感覚だと、わかりにくい例も、この接触のイメージを持てば、理解しやすくなった気がします!
影響が接するときの前置詞 on
最後にちょっと変わった on のイメージも紹介しておくね。
Living in foreign country had a great influence on me.
主語の Living in foreign country は「海外での生活」
それが had a great influence on me「私に多大な影響を及ぼした」ということだよね。
それが had a great influence on me「私に多大な影響を及ぼした」ということだよね。
ただし、主語が無生物主語なので、訳し方を工夫して
「海外での生活が私に多大な影響を及ぼした」
→「海外生活で私はかなりの影響を受けた」
としてもいいだろうね!
この on の用法だけど、「接している」というイメージとつながらないような・・・。
ちょっと発想を変えてみる感じで、
ここは a great influence が me に接している、
つまり、「大きな影響」が「私」に接している、そんな感じなんだけど・・・。
ここは a great influence が me に接している、
つまり、「大きな影響」が「私」に接している、そんな感じなんだけど・・・。
なるほど、それはさすがにちょっと想像つかなかったです(笑)。
だから、on が使われているんですね。
だから、on が使われているんですね。
でも、「影響」はハッキリとした形のある物体ではないから、接するというのが、ちょっとわかりにくいかも。
こうした「接している」から派生した「影響している」という意味で使われる on は他にもあるよ。
effect on、impact on、emphasis on
など、どれも「影響」に似たような語句とセットで使われているのが特徴だね!
今回は on について見てみよう。