第4文型SVOOの受動態



今回は第4文型の英文の受動態の作り方を見ていこう!
ところで第4文型って覚えているかな?


覚えていますよ!
SVOOの構文のことですよね!


おっ! よく覚えていたね。
文型については英文の基本5文型を見極めるでも詳しく説明しているよ。

第4文型は受動態の主語となる目的語が2つある



第4文型というのは目的語(O)が2つある英文のことだったけど、能動態の英文を受動態にする際に、目的語を主語に置き換えたよね?
でも、目的語が2つある場合はどっちを主語にしたらいいんだろう?


ちょっとややこしくてわからなくなってきました・・・。


じゃあ、第4文型の能動態の英文を例に見てみようね。

She bought me this new camera.
「彼女は私にこの新しいカメラを買ってくれた」



この場合、目的語は me と this new camera の2つだけど、この英文を受動態にするにはまずどうすればいいのかな?


能動態の目的語を主語にするんだから、me を I に…あれ?
this new camera も目的語だから、こっちを主語にするのかしら?
でも、だとしたら me はどうなるの??


ほらね、目的語が2つあると、受動態にした時にどっちを主語にしたらいいのか分からないよね。

第4文型の英文を受動態にする時は、どちらの目的語を主語にしてもいいんだよ。
つまり2通りの受動態ができるんだ!

(1) I was bought this new camera by her.

(2) This new camera was bought me by her.



(1)の方は「私は彼女によってこの新しいカメラを買われた」というのが直訳になるし、
(2)なら、「この新しいカメラが彼女によって私のために買われた」となるね。

第4文型の受動態の語順



2通りできるけど、第4文型の場合も語順は普通の受動態と一緒なんですね!


そうだよ。余ったもう1つの目的語は過去分詞の後に置けばいいんだ。結局、

「能動態の目的語を主語にする」
「動詞を be 動詞+過去分詞にする」
「能動態の主語を by +能動態の主語にする」

という基本ルールは一緒なんだ。

そのルールさえ守れば、他の部分の語順はそのままなんだよ。



確かに、どちらのパターンの受動態でも余った目的語は was bought の後に来てますけど、それは能動態でも動詞の後に目的語が置かれているからなんですね。