
動作を表す動詞と状態を表す動詞


「動作」や「状態」を表す動詞って何だろう?

実は普段使い慣れている動詞は、たいていこの2つに大別できるんだ。
詳しく見ていこう!
状態を表す動詞は進行形にならない

動作を表す動詞とは、study や run などのまさに動いている様子を表したり、行動を伴う動詞のことだよ。
一方で、状態を表す動詞とは、事物の状態や構成を表す動詞のこと。

「状態を表す」というのが、ちょっと分かりづらいんだけど…。

意味は「…である」とか「…になる」など、その状態を表し、動作を伴わない動詞のことだよ。
代表的なのは、be 動詞や become とかだね!

あ、なるほどね!

状態を表す動詞は限られているので、代表的なものをいくつか挙げておくね。
belong「~に属している」、contain「~を含んでいる」、depend「~次第である」、exist「存在する」、have「~を持っている」、involve「~を含んでいる」、own「~を所有している」、remain「~のままである」、resemble「似ている」
などなど…。

確かにどれも動作ではなく状態を表しているいるモ!

ちなみに、原則として状態を表す動詞を進行形で用いることはできないんだ。
例えば、「エドワードは営業部に所属している」を英語にする場合、以下のように進行形ではなく現在形で表現するんだ。


「…している」という和訳だけ見ると、それにつられてついつい進行形にしたくなるモ!

だよね。
でも、belong は「所属する」という状態を表す動詞。
「所属する」というのは、動作ではないよね?
だから、進行形にすることはできないんだ。
知覚・感覚を表す動詞

知覚・感覚を表す動詞も、次のような意味として使われる場合は原則として進行形にはならないよ。
feel「感じる」、hear「聞こえる」、see「見える」、smell「においがする」、taste「味がする」

そうか、これらも動作ではなく状態を表す動詞の仲間なのか…。

例えば「遠くに富士山が見えている」を英語にするなら、「見えている」という和訳につられて以下のように、進行形してはいけないよ。こちらも現在形で表現しようね!


そう言われてみると、I am seeing という並びは見たことがないかも!

普段使い慣れている動詞も、動作を表しているのか、それとも状態を表しているのか、意識するようにしてみてね!
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今回は「動作を表す動詞」と「状態を表す動詞」を取り上げるよ。