実は although という接続詞を使いこなせていない人、結構多いんじゃないかなって思うよ。
although が持つ逆接の意味
実際の英文でその用法を確認してみようね!
Although his colleague gave him advice on the project, he did not accept it.
Although his colleague gave him advice on the project
になるよ。
give は目的語を2つ取ることができる動詞だから、
「彼に助言を与えた」→「彼に助言をした」
となるね。
というわけで和訳は
「彼の同僚は彼にそのプロジェクトについての助言をしたが」
となるよ。
he did not accept it の it は advice を受けていると思うから、
「彼はその助言を受け入れなかった」
という感じではないでしょうか?
というわけで、全訳は
「彼の同僚は彼にそのプロジェクトについての助言をしたが、彼はそれを受け入れなかった」
となるよ。
But や However のように副詞節を導くことなく、単独で「しかし」と訳す接続詞と誤って捉えているんだろうね。
でも辞書にその用法が載ってたんですよ!
though には副詞で「しかし;けれども」という用法があるけど、although がこの訳し方をされることはほぼないよ。
知らなかった。
先ほどの英文の和訳はどうなるかな?
「しかし、彼の同僚は彼にそのプロジェクトについての助言をした」
までは訳せるけど、主節の he did not accept it をどうやってつなげたらいいかがわからないですね…。
「しかし、彼の同僚は彼にそのプロジェクトについての助言をした。そして彼はそれを受け入れなかった」
としてしまうやり方だね。
もうこうなってしまうと、原文に語句を追加して、勝手な作文をしていることになるからね。
おそらく、こうした But のような訳し方の方が楽なので、こちらの解釈を選んでしまうのだろうけど、これが間違いのはじまり。
although は副詞節を導く接続詞で「~だが、…」という意味になると心に刻んでおきます!
接続詞 though
「~だが、…;…けれども、~」
という意味なんだけど、though の方が口語的だよ。
He won the World Othello Championship, though he was still 11 years old.
「彼はオセロの世界大会で勝った」という意味になります。
though he was still 11 years old の方ですね!
「彼はまだ11歳だけれども」でいいのかしら?
「彼はまだ11歳だけれども、オセロの世界大会で勝った」
となるよ。
ただ、論文やきっちりした文章ではalthough の方をよく見かけることが多いよ。