
今回のテーマは前置詞なんだけど、前置詞の位置に着目したことって今まであるかな?

前置詞の位置?
言われてみれば、あまり意識したことないかもしれません。
言われてみれば、あまり意識したことないかもしれません。

前置詞は目的語の前に置かれるというのが基本ルールだよ。
でも、時にこのルールをはみ出す例外があるから、それを今回は詳しく見ていこう!
でも、時にこのルールをはみ出す例外があるから、それを今回は詳しく見ていこう!
前置詞の後には目的語が続く
疑問詞が前置詞の目的語になる場合

以下の英文で前置詞の基本的な位置を確認してみよう!
He is looking at the map to find the shortest route.
「彼は最短ルートを探すために地図を見ている」

この looking の後に続く at という前置詞に注目してみて。
at の後には the map という目的語が続いているよね?
at の後には the map という目的語が続いているよね?

確かに前置詞 at の後には the map が置かれています。
これは動詞 is looking at に対応した目的語ってことですよね?
これは動詞 is looking at に対応した目的語ってことですよね?

そうだね。
こんな風に、前置詞の後には名詞などの目的語が続くのが一番よく見かける形であり、前置詞のスタンダードな位置と言えるんだ。
こんな風に、前置詞の後には名詞などの目的語が続くのが一番よく見かける形であり、前置詞のスタンダードな位置と言えるんだ。
ところが、こんな風にいつも前置詞の後に目的語が続くとは限らないんだ。

前置詞の後に目的語が続かないことなんてあるんですか?
What are you so excited about?
「何にそんなに興奮しているのですか」

前置詞は about だけど、その後に目的語は続いていないよね?

本当ですね! 目的語はどこに行っちゃたんですか?

正確には about の目的語は疑問詞の What になるよ。
「あなたは何について興奮しているのか」
ということなので、
you are so excited about what という繋がりなんだ。
でも疑問文だから、その what が冒頭に置かれて、
What are you so excited about?
という語順になっているわけだね。

疑問文だからこういう語順もあるんですね。
でも、疑問詞 What が前置詞の目的語になるってなんだか不思議ですね。
でも、疑問詞 What が前置詞の目的語になるってなんだか不思議ですね。
関係詞が前置詞の目的語になる場合

関係代名詞が前置詞の目的語になる場合もあって、その場合は前置詞の後に関係詞が来るとは限らないんだ。
The hotel which they stayed at was very luxurious.
「彼らが宿泊したホテルはとても豪華だった」

この英文では which they stayed at という関係詞節が The hotel という先行詞にかかって、これでひとまとまりの主語になっているよね?

The hotel which they stayed at で「彼らが宿泊したホテル」となって、ここまでが英文の主語ですよね!

そうなんだけど、they stayed at the hotel というつながりがあるものの、そこに関係詞 which が入ることで、前置詞 at と目的語の the hotel の位置が離れているように思えないかい?

言われてみればそうですね!
at の後に目的語として the hotel が来るんだけど、関係詞が使われるとその語順も変わってしまうんですね…。
at の次に was が来るってところで何かおかしいと気づけたらいいんだけど。
at の後に目的語として the hotel が来るんだけど、関係詞が使われるとその語順も変わってしまうんですね…。
at の次に was が来るってところで何かおかしいと気づけたらいいんだけど。

特に英作文の時に、上記のような英文で前置詞を入れ忘れる人が多いんだ。
今日お伝えした内容は、英文をただ読んでいるだけだと、何となく見過ごしてしまう項目だけど、前置詞と目的語のつながりを意識することで、より英語らしい表現になってくるはずだよ!
今日お伝えした内容は、英文をただ読んでいるだけだと、何となく見過ごしてしまう項目だけど、前置詞と目的語のつながりを意識することで、より英語らしい表現になってくるはずだよ!