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今回は疑問詞を強調する表現について見ていこう。
![](https://delta-scope.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/stu_que.png)
・・・え~っと、「疑問詞」って何でしたっけ?
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ほら、what、where、when など「何を~?」「どこで~?」という意味で、疑問文で頭につく語句があるでしょ?
あれを総称して「疑問詞」って言うんだよ。
あれを総称して「疑問詞」って言うんだよ。
代表的な疑問詞を強調する表現
ever による疑問詞の強調
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まずは ever という語句が疑問詞を強調する例を見ていこう。
What ever happened to my friend?
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普通に訳すと「友達に何が起こったのか」となるけど、それではわざわざ ever を使って強調しているニュアンスを表せていないよね。
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じゃあ ever 本来の「これまでに」といった訳を付け加えたらいいのでは?
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そうすると英文の意味が変わってきちゃうよね。
こういう場合は「いったい」という言葉をつけよう。
こういう場合は「いったい」という言葉をつけよう。
「友達にいったい何が起こったのか」
こうした、ちょっとした言葉を追加するだけでも強調している感じをうまく表現できるよね!
on earth による疑問詞の強調
Where on earth did you come from?
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この場合は on earth が疑問詞 Where を強調しているんだ。
on earth には「地球上で」という文字通りの意味もあるけど、
on earth には「地球上で」という文字通りの意味もあるけど、
「地球上でどこからあなたは来たのか」
と直訳するのではなく、
「いったいどこからあなたは来たのか」
と訳すようにしようね。
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この場合も訳としては「いったい」と付け加えたらいいんですね!
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ever や on earth の他にも in the world なんて表現もよく使われるよ。 口語では in the hell とか in the devil といったちょっときつい言い方もあるけど、文語ではあまり見ることはないかもね……。
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こうした強調する語句はどこに置けばいいのでしょうか?
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例文と同じように疑問詞の直後に置けばいいよ。
あとは、「いったい」といった訳を当てはめればいいから、ルールさえ覚えれば特に難しくないよね?
あとは、「いったい」といった訳を当てはめればいいから、ルールさえ覚えれば特に難しくないよね?
疑問詞がない疑問文を強調する用法
Did you believe what the great talker said at all?
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この英文には疑問詞が・・・文頭にありませんよ?
普通の過去時制の疑問文ですよね??
普通の過去時制の疑問文ですよね??
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そうだね。
この英文を訳していく上でのポイントは「疑問詞がない」ということ。
Did から始まっていて、文頭にWhat や Where といった疑問詞が存在しないよね。
この英文を訳していく上でのポイントは「疑問詞がない」ということ。
Did から始まっていて、文頭にWhat や Where といった疑問詞が存在しないよね。
でも、文末を見てみると、at all が置かれていないかな?
at all はもしかしたら not ~ at all で「まったく~でない」という用法で覚えているかもしれないけど、単体で使われると、強調の役割をすることがあるんだ。
特に疑問詞のない疑問文を強調する際はこの at all が用いられることが多いんだよ。
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この at all も「いったい」と訳していいのかしら?
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at all は疑問文を強調しているので、ここでは「そもそも」と訳しておこう。
だから・・・
だから・・・
「例のおしゃべりが言ったことをそもそも信じているのか」
というのが全訳となるんだ。
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at all が疑問文全体を強調していると気づかず、what the great talker said at all で1つのまとまりだと捉えてしまうと、ニュアンスがかなり変わってくるので、注意しないといけませんね。