分詞構文はいつも文頭にあるとは限らない!?
文中に分詞構文が置かれる場合
まずは次の英文でどこが分詞構文なのかを考えてみて。
The student, not feeling well, was absent from school.
文中に挿入されていても文頭にある場合と同じと考えていいよ。
つまり以下のような英文になるんだ。
Not feeling well, the student was absent from school.
まず副詞節の主語は主節と同じになるので、the student だよね。
そして、時制は主節が過去形なので、同様に副詞節も過去形と推測できるよね。
さらに、Not が分詞 feeling の前についていることから、否定文だと分かるので、以下のような形になることが予測されるよ。
the student did not feel well, he was absent from school.
副詞節は「その生徒は体調が良くなかった」
主節は「彼は学校を休んだ」
この2つの節を結ぶ接続詞は何だと思う?
As the student did not feel well, he was absent from school.
「その生徒は体調が良くなかったので、学校を休んだ」
◆書き手の癖である
◆文章のリズムを取るために文中に挿入している
◆少し重点を置きたくて文頭に置いている
くらいの理由にすぎないんだよ。
文尾に分詞構文が置かれる場合
He was very excited, not having seen such an interesting movie.
「彼はとても興奮した」
という意味ですよね!
分詞構文が使われている後半部分は、not からはじまっていて、次に having と続いているので、過去完了の否定文の分詞構文だと判断できるよね。
主語は省略されているけど、主節と同じで he。
また、省略されている接続詞は理由を表す as あたりを当てはめておこう。
すると、以下のようになるよ。
He was very excited as he had not seen such an interesting movie.
「彼はあんなにおもしろい映画を観たことがなかったので、とても興奮した」
だから、分詞構文が文尾に置かれることもあるんだなぁ、くらいに思っておけばいいよ。