進行形が表す近い未来



「未来を表す表現の違い」では will や be going to … について取り上げたけど、実は現在進行形を使って未来のことを表すこともできるんだよ。


えっ!
現在進行形って「…しているところだ」というニュアンスで、まさに今起こっている出来事に使う時制ですよね?


基本はそうなんだけど、もう1つ未来のことを示す用法もあるんだ。

進行形は具体的に決まっている近い未来を示す

未来を示す進行形の特徴

I am leaving for Hong Kong tomorrow night.



文法をきちんと勉強してきた君なら、この英文の中に不思議に思えた箇所があったのでは?


tomorrow という未来を表す語句があるのに、am leaving という現在進行形が使われているのは変な気がします!


いや~、これが変じゃないんだな(笑)。

現在進行形は今まさに起きていることを表すけど、tomorrow「明日」は未来時制の際に用いられる単語のはず……。
そこに違和感を覚えたのだと思うけど、実は進行形でも未来のことを表すことができるんだ。



ということは、例文は

「明日の夜に香港へ出発します」

となって、未来のことを表していると捉えていいんですか?



そういうことになるね!


でも、未来のことを表すならば、be going to … や will を使っても表せばいいんじゃ……?


じゃあ、さっきの例文を will に置き換えてみようか!

I will leave for Hong Kong.



英文だけ見ていると、同じ未来の行動を示しているように思えますが、実はそこにはちょっとした違いが潜んでいるんだ。


ちょっとした違いって?


現在進行形で未来のことを表す場合、その内容は
「具体的に決まっている近い未来に起こる出来事」
であることが多いんだ。


そういえば、will はその場での意志を表していて、計画性はないんでしたよね!

I am leaving for Hong Kong tomorrow night.



進行形を使った場合は、香港に向けて旅立つというのが確定している予定で、それに向けて、いろいろと心構えや準備は整っていますよ、ということになるんだ。
確定して準備ができている予定だから、わりと直近の出来事になるよ。


なるほど!
例文でも tomorrow night「明日の夜に」と、かなりすぐの未来になっていますね


よく覚えていたね!
will を使って表現した場合は、話している途中にふと決めたことや自然にそうなるであろう未来に使われるんだ。

I will leave for Hong Kong.



だから、will を使った方は、香港に行くのは前々から決まっていた予定ではなく、そういう予定がいきなり決まったような印象を読み手に与えちゃうんだ。

そのニュアンスを反映させると、
「詳細はまだ決まっていないけど、香港に向かうことになりました」
みたいな感じかな。



そういえば、be going to … も具体的に決まっている未来の予定について述べる用法だったような……。


そうなんだ。
だから、be going to … と進行形との使い分けは微妙なところでもあるんだ。

近い未来の具体的な出来事であれば、どちらの用法を使っても良いというケースが多いようだよ。