文全体で語句を強調するんだ。
強調構文の基本
It is ~ that …
「…なのは~である;~こそ…である」
He borrowed my laptop computer yesterday.
「彼は昨日私のノートパソコンを借りていた」
強調構文は主語、目的語、そして副詞や副詞句といった、その他の修飾語も強調できるので、上の英文に当てはめてみると・・・
主語の He
目的語の my laptop computer
副詞の yesterday
という3つの語句を強調できることになるんだ。
主語の He を強調する場合
that 以下は強調された語句を取って、そのままの語順でつなげればOKだよ。
すると、こんな感じになるよね。
It was he that borrowed my laptop computer yesterday.
また、強調構文を訳す場合は、強調されている語句を際立たせて訳す必要があるよ。
つまり、
「昨日私のノートパソコンを借りていたのは彼だった」
と he に当たる部分を強めるように表現してね。
目的語の my laptop computer を強調する場合
すると、強調構文はこんな感じだよ。
It was my laptop computer that he borrowed yesterday.
「昨日彼が借りていたのは私のノートパソコンだった」
となるんですね!
副詞の yesterday を強調する場合
It was yesterday that he borrowed my laptop computer.
「彼が私のノートパソコンを借りたのは昨日のことだった」
みたいな感じですよね?
つまり、強調構文の役割は語句の意味合いを強めること、特に言いたいことに当たるので、筆者の主張にも直接つながっているんだ。
だから、長文でも結論部分といった、ここぞという時に使われることが多いよ。
でも、逆にあまり多用しすぎると、安っぽい印象を与えてしまい、強調効果が薄れてしまうので注意しようね。