今回は分詞構文が「having+過去分詞」という形になっている場合について考えていこう。
having っていうのは、have の分詞と考えていいですか?
うん、いいよ。
完了形の場合、have や had が使われるよね。
その分詞だと考えてくれたらいいよ。
完了形の場合、have や had が使われるよね。
その分詞だと考えてくれたらいいよ。
「having+過去分詞」は完了形の分詞構文
一般的に副詞節と主節の時制が異なる場合にこの「having+過去分詞」は使われるんだ。
副詞節と主節の時制が違う・・・って2つの節の動詞の形が違うってこと?
とりあえず、具体例を交えて説明した方が分かりやすいので、例文を使って詳しく見ていこうね!
After he had called the dentist to confirm his appointment, he went to the station.
「彼は予約を確認するために歯医者に電話してから、駅に向かった」
駅に向かうという過去の時点よりも、歯医者に電話した方が前なので、副詞節は過去のさらに過去で、過去完了になっているわけだよね?
はい。
過去完了は過去よりさらに前の出来事を表すんですよね。
過去完了は過去よりさらに前の出来事を表すんですよね。
じゃあ、この英文を分詞構文にするとどうなるかな?
英文を分詞構文にする順序は確か・・・
副詞節の接続詞と主語を取るんじゃなかったかしら?
副詞節の接続詞と主語を取るんじゃなかったかしら?
つまり、この場合なら After と he を取ればいいはず!
そうだね!
次に動詞を分詞に変える必要があるんだけど、この英文のように副詞節が過去完了の場合は”had+過去分詞”の形になっているよね。
その場合、had を分詞にすればいいのか、それとも called の方を分詞にすればいいのかが迷っちゃうんじゃないかな?
次に動詞を分詞に変える必要があるんだけど、この英文のように副詞節が過去完了の場合は”had+過去分詞”の形になっているよね。
その場合、had を分詞にすればいいのか、それとも called の方を分詞にすればいいのかが迷っちゃうんじゃないかな?
確かに、今まで完了形の分詞構文を見たことないから、難しいかも…。
この場合は had を分詞の having にするんだ。
そして過去分詞の called はそのままにしておいていいんだよ。
そして過去分詞の called はそのままにしておいていいんだよ。
つまり、上記の英文を分詞構文にすると、次のようになるんだ。
Having called the dentist to confirm his appointment, he went to the station.
having という形は分詞構文くらいでしか見かけないけど、逆を言えば having があった場合は、分詞構文であり、かつ副詞節と主節の時制が違うんだろうな、と思ってね。
現在完了か過去完了かを見抜く
今回の英文も副詞節は had called と過去完了で、主節は went と過去形となっているよね。
分詞構文で「having+過去分詞」が使われるパターンとしては、
分詞構文で「having+過去分詞」が使われるパターンとしては、
● 副詞節が現在完了で、主節が現在形
● 副詞節が過去完了で、主節が過去形
という2通りがほとんどなんだ。
じゃあ、having を見つけたら、現在完了なのか、それとも過去完了なのかをまず考えればいいんですね。
分詞構文になっている副詞節だけを見ていても判断できないから、主節の時制にも目を向けてね。
そうすれば、主節が現在形なら、副詞節は現在完了だし、主節が過去形なら、副詞節は過去完了になるからね!
そうすれば、主節が現在形なら、副詞節は現在完了だし、主節が過去形なら、副詞節は過去完了になるからね!
2つの節の「時制のズレ」に注意ってことですね!