why と how は、where や when と比べると、ちょっと毛色が異なるところもあるかな。
今回は why の方に焦点をあてて見ていくよ。
今回は why の方に焦点をあてて見ていくよ。
関係副詞 why は先行詞が決まっている!?
関係副詞 の why は、when や where と違って先行詞が決まっているんだ。
先行詞が決まっている?
英文によって何の語句が使われるかは変わるのにですか?
英文によって何の語句が使われるかは変わるのにですか?
まさに、その点こそが要点なんだけど、
why は「…する理由」という意味の関係詞節を作り、先行詞は必ず、reason となるんだ。
why は「…する理由」という意味の関係詞節を作り、先行詞は必ず、reason となるんだ。
There is no reason why you should take a responsibility for the mistake.
関係副詞 why は直前の reason を修飾しているので、why 以下は関係副詞節ということになるよね。
There is no reason は「理由がない」って意味ですね?
そうだよ。
だから、どのような理由がないのか、why 以下で詳しく説明しているんだ。
you should take a responsibility for the mistake は「あなたがそのミスの責任を取らなくてはいけない」という意味だから、全訳は次のようになるよ。
だから、どのような理由がないのか、why 以下で詳しく説明しているんだ。
you should take a responsibility for the mistake は「あなたがそのミスの責任を取らなくてはいけない」という意味だから、全訳は次のようになるよ。
「あなたがそのミスの責任を取らなくてはいけない理由はない」
why の先行詞が省略される場合
さて、ここで文構造を詳しく見ていこう。
さっきの例文では次のような修飾関係になるんだ。
さっきの例文では次のような修飾関係になるんだ。
でも、そうなると関係副詞 why が使われる場合、いつも reason という単語が英文中にないといけないってことですよね。
でもね、ここがちょっと複雑なんだけど、先行詞 reason は省略されることもあるんだ。
・・・いや、むしろ省略されることの方が多いかも!
・・・いや、むしろ省略されることの方が多いかも!
その場合によく用いられる表現が
This is why …
That is why …
という2パターンの表現だよ。
直訳すると・・・
「これは…という理由です」
「それは…という理由です」
って感じになるのかしら?
「これは…という理由です」
「それは…という理由です」
って感じになるのかしら?
直訳だとそうだけど、
This is why … は「こういうわけで…」
That is why … は「そういうわけで…」
というのが、一種の定型表現になっているので、このまま覚えてしまってね。
This is why she was taken to the hospital by ambulance.
「こういうわけで彼女は救急車で病院に運ばれた」
関係副詞 why の前に先行詞は・・・ないですね。
ということは、これは reason が省略されているパターンですね!
ということは、これは reason が省略されているパターンですね!
そうだね。
This is why … はさっき習ったように、「こういうわけで…」という訳を当てはめてみてね。
This is why … はさっき習ったように、「こういうわけで…」という訳を当てはめてみてね。
「関係詞の前に先行詞がない」というのは正直意外でした。
関係代名詞の用法に慣れているとそう感じるかもね。
このように、関係副詞 why には先行詞 reason がある場合とない場合があるから、うまく対応して考えていこうね!
このように、関係副詞 why には先行詞 reason がある場合とない場合があるから、うまく対応して考えていこうね!
why と how はどんな関係副詞なんですか?