
今回は前置詞 of を使った同格表現を見ていくよ。

of というと・・・「~の」という意味の前置詞ですよね!

そう、まずその意味が思いつくよね!
それに加えて、同格の意味となる場合も勉強していこうね。
それに加えて、同格の意味となる場合も勉強していこうね。
「~という」の意味になる同格の of

同格のさまざまな表現で学習したことを復習しておくと、「同格」とは語句が言い換えられている箇所のことで、2つの語句がイコールで結ばれる関係のことだったよね!
そして、この同格関係は前置詞の of を使っても表現することができるんだ。
I have lived in the city of Kyoto since I came to Japan.

since ~ の表現が使われているから、
現在完了の中でも「継続」の用法ですね。
現在完了の中でも「継続」の用法ですね。
have lived は「ずっと住んでいる」
since I came to Japan 「私が日本に来て以来」
というところまではわかりましたよ。

ということは、ポイントは the city of Kyoto の部分だよね。
前置詞 of を見ると「~の」と訳したくなるもの。
この場合も「京都の都市」と訳すことができるので、間違いとも言えないけど…。

けど・・・?

けどね、この場合は
the city = Kyoto
という関係が成り立つので、of を介して両者は同格の関係だと言えるんだ。

同格、つまり2つの語句がイコールの関係になっていますね!

同格は「~という」という意味になるから、
「京都という都市」→「京都市」
とできると、より自然な訳になるよね。
「京都という都市」→「京都市」
とできると、より自然な訳になるよね。
したがって、全訳は以下のようになります。
「来日して以来、ずっと京都市に住んでいる」

同格の of ってどんな時に使われるんですか?

同格の of が使われるのは、今回の例文のように of を挟んで、両側に名詞がある場合が多いんだ。
長文でも of を「~の」と訳しても、しっくりこない時があるよね?
そんな時は試しに「~という」という訳を当てはめてみて。
それでうまく訳せたら、その of は同格を表しているのかもしれないよ。
同格を表す of の応用

ではここまでの内容を踏まえて、次の of はどう訳せばいいかな?
He fell in love with an angel of a girl.

たぶん同格なんだろうけど、
「~という」を当てはめると、an angel of a girl は「少女という天使」となって、何だかぎこちない感じだわ…。
「~という」を当てはめると、an angel of a girl は「少女という天使」となって、何だかぎこちない感じだわ…。

「少女という天使」はしっくりこない表現だよね。
これは感情を込めた表現に多いんだけど、A of B で「AのようなB」と訳すんだ。
つまり、「天使のような少女」となるんだよ。
だから、全訳は
「彼は天使のような少女と恋に落ちた」
となるんだ。

A of B という形だと、ついつい B の方から訳し上げたくなるけど、前の A から訳し下ろしていくのがポイントなんですね!

この of の用法は、もっと分かりやすく以下のように書き換えることもできるよ。
a girl who is like an angel

これだと、関係代名詞節である who is like an angel が a girl を修飾しているという関係がわかりやすいわ!
「天使のような少女」と訳すことができるのも納得!!
「天使のような少女」と訳すことができるのも納得!!

同格の of にはこのように前から訳し下ろして、「~のような」と訳すパターンもあるので、覚えておこうね!