そう言われてみれば、意識したことないかも…。
じゃあ今回の事例も英文を交えて見ていこうね!
不定詞の前後で時制が変わる
He seems to be shy with girls.
「彼は女の子の前だと恥ずかしいみたいだ」
さて、to be shy with girls「女の子の前で恥ずかしがる」の時制は何形でしょう?
現在形なのでしょうか?
それとも過去形なのでしょうか?
現在形なのでしょうか?
それとも過去形なのでしょうか?
えっ、to 以下の内容の時制ってこと?
う~~~~ん。
う~~~~ん。
この場合は、不定詞の前が He seems と現在形なので、同様に不定詞以下も現在形となるんだ。
な~んだ、普通でいいのね。
聞き方がややこしかったかな(笑)。
「彼が…のようだ」「女の子の前で恥ずかしがる」
全訳を見ると、この2つはどちらも現在形の訳になっているよね!
「彼が…のようだ」「女の子の前で恥ずかしがる」
全訳を見ると、この2つはどちらも現在形の訳になっているよね!
ところが、不定詞の前後で時制が変わる場合があるんだ。
He seems to have been shy with girls.
「彼は女の子の前だと恥ずかしかったようだ」
このように to の後に”have + 過去分詞”が続くと、不定詞句は to 前の時制より1つ前の時制を表すことになるんだ。
じゃあ to の前と後ろで時制が違うってことですか?
そうだよ。
つまりこの場合だと、to より前は He seems という現在形、でも to より後は have been shy と完了形になっているので、現在形より1つ前の時制、つまり「過去形」になるということ。
つまりこの場合だと、to より前は He seems という現在形、でも to より後は have been shy と完了形になっているので、現在形より1つ前の時制、つまり「過去形」になるということ。
このように同じ英文でも、時制のズレが表れるため、全訳の「彼は女の子の前だと恥ずかしかったようだ」のように過去形と現在形が混同している形になるわけだね。
to の後に”have + 過去分詞”がつくと時制が1つ前になる、ということを覚えておいたらいいんですね!
不定詞より前の部分が過去形の場合
それじゃあ不定詞より前の部分が過去形になると、どうなると思う?
They seemed to have known each other.
確かに不定詞前の部分 They seemed と過去形になっていますね。
さっきのルールに従うなら、to 以下は過去より前の時制になるってことですか?
その通り!
この場合、have known each other の部分は過去より1つ前の時制、つまり「過去完了形」になるよ。
この場合、have known each other の部分は過去より1つ前の時制、つまり「過去完了形」になるよ。
だから、英文の訳は次のようになるんだ。
「彼らは前から知り合いのようだった」
「彼らは前から知り合いのようだった」
過去よりもっと昔の時点から知り合いだったので、「前から」という言葉を補うといいだろうね。
過去完了形というと”had + 過去分詞”という形だけど、不定詞の場合は”have + 過去分詞”でも過去完了形の意味になるんですね。
少しややこしいけど、
「to の後に”have + 過去分詞”がつくと時制が1つ前になる」
というルールを覚えておいてね!
「to の後に”have + 過去分詞”がつくと時制が1つ前になる」
というルールを覚えておいてね!
to によって導かれる不定詞句の時制、つまり、不定詞句の内容が現在、過去、未来など、どの時点の話をしているのか・・・
そんなことを考えたことってあるかな?