主要素ではない修飾語



英文は主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)の4つの要素が組み合わさって、構成されると説明したけど、英文をよく見てみるとSVOCのどれにも当てはまらない語句があるんだ。


SVOC以外の要素があるってことですか?


うん、修飾語と呼ばれる要素で、Mで表されるんだよ

SVOC以外の要素、それが修飾語M



とりあえず次の英文で主要素のSVOCと修飾語を確認してみよう!

I will meet my girlfriend in front of a museum.

「美術館の前で彼女と待ち合わせの予定だ」



まずは、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)に分解していこう。
主語(S)は I、動詞(V)は will meet とここまではいいよね。
それじゃあ、my girlfriend は何に当てはまると思う?


う~ん、動詞の meet の目的語になっているから、目的語(O)かな……?


そうだね! じゃあ、残った in front of a museum はSVOCのどれだと思う?


補語(C)かな……でも何か違う感じがする。


補語は主語や目的語の状態を表すから、イコールの関係になるけど、
I = in front of a museum
my girlfriend = in front of a museum
という公式はどう考えても成立しないから、補語でもないんだ。つまり、これがSVOCのどれにも当てはまらない語句修飾語(M)なんだよ。
だから、今回の英文は以下のような構造になるよね。

修飾語の役割は主要素のサポート



こんな風にSVOCほど重要な要素ではないけれども、文の構成をサポートしている語句が、修飾語(M)なんだ。
主要素のSVOCがなくなっちゃうと、文意が成立しなかったり、文の意味自体が変わったりするけど、修飾語は取っても文の大意は変わらない、というのも見分け方のポイントだろうね!


これから英文を読む時は、どの語句が主要素で、どの語句が修飾語なのか注意して見てみますね!