付帯状況というと分詞構文で表現されることが多いけど、実は方法はそれだけじゃないんだ。
じゃあ、それ以外の用法で付帯状況の意味を表すことができるんだね!
それじゃあ、英文と一緒に詳しく見てみよう。
付帯状況の with は「~して;~したままで」
付帯状況の
「ある状況にある状況が付け加わる」
のニュアンスは前置詞 with を使うことでも、簡単に表現することもできるんだ。
「ある状況にある状況が付け加わる」
のニュアンスは前置詞 with を使うことでも、簡単に表現することもできるんだ。
He tried to speak with his mouth full.
「彼は口に物をほおばったままで話そうとした」
後半の with his mouth full が付帯状況になるんだけど、これは「彼の口をいっぱいの状態にして」ということで、つまり「口に物をほおばって」ということだよね!
この付帯状況の with はどういう意味なんですか?
この with は「~して;~したままで」という意味になるよ。
つまり、「話そうとした」という状況に「口に物をほおばる」という状況が付け加わっているってことになるので・・・
つまり、「話そうとした」という状況に「口に物をほおばる」という状況が付け加わっているってことになるので・・・
まさに1つの状況にもう1つ状況が加わった付帯状況ってわけですね!
さっきの英文では with 以下に his mouth という目的語と full という形容詞が続いたけど、形容詞の代わりに分詞が続くこともあるよ。
My young son ran to me with his arms extended.
「幼い息子が手を伸ばして私に駆け寄ってきた」
今度は with 以下で形容詞ではなく extended という過去分詞が使われていますね。
his は My young son「私の幼い息子」を受けているから、「私の幼い息子の手を伸ばしたままで」という意味。
前半部分の My young son ran to me と繋げると
「幼い息子が手を伸ばして私に駆け寄ってきた」
となるよね。
前半部分の My young son ran to me と繋げると
「幼い息子が手を伸ばして私に駆け寄ってきた」
となるよね。
ということは、この英文も付帯状況だから、「息子が私のところに駆け寄ってくる」という状況に、「息子が手を伸ばした」という状況が付け加わっているってことだね。
独立分詞構文との関係
ところで、with の前後では動作の主語が違うよね?
うん。
ran の主語は My young son だけど、with 以下の extended の主語は his arms ですよね。
ran の主語は My young son だけど、with 以下の extended の主語は his arms ですよね。
そう、どちらも息子自体には変わりないんだけど、伸ばしたのは息子本人・・・ではなくて「息子の手」だよね?
つまり、この with を取ってしまうと、以下のような「独立分詞構文」と呼ばれる形に近くなるんだ。
My young son ran to me, his arms extended.
なるほど~。
じゃあ、独立分詞構文ということは、付帯状況で with が使われている場合は、
「主文の主語と with 以下の主語が必ず異なる」
ってことが言えるわけですね!
じゃあ、独立分詞構文ということは、付帯状況で with が使われている場合は、
「主文の主語と with 以下の主語が必ず異なる」
ってことが言えるわけですね!