不定詞なのに、名詞……?
不定詞の名詞的用法がなぜ「名詞的」というネーミングになっているのか?
それは不定詞なんだけど、名詞っぽい役割を果たすからなんだよ。
次の例文で確認してみよう!
それは不定詞なんだけど、名詞っぽい役割を果たすからなんだよ。
次の例文で確認してみよう!
不定詞の名詞的用法は「…すること」という意味
To eat a lot of green vegetables is good for your health.
ほら、英文の主語でもある To eat a lot of green vegetables には不定詞の to が含まれているよね。 名詞的用法の不定詞は「…すること」と訳すのがルールだから、これを訳すとどうなるかな?
「青野菜を食べること」…でいいのかしら?
そう、正解!
つまり、この to 不定詞の「…すること」がつくことで、「青野菜をたくさん食べる」⇒「青野菜をたくさん食べること」という風に変わったんだ。 したがって全訳は「青野菜をたくさん食べることは健康によい」だね。
つまり、この to 不定詞の「…すること」がつくことで、「青野菜をたくさん食べる」⇒「青野菜をたくさん食べること」という風に変わったんだ。 したがって全訳は「青野菜をたくさん食べることは健康によい」だね。
なんだか「…すること」がつくだけで、途端に名詞っぽい感じがしない?
確かに。だから、名詞的用法って言うんだね!
不定詞の名詞的用法と仮主語 it
さて、この不定詞の名詞的用法だけど、さっきの例文のように主語になった時だけ、仮主語 It で置き換えることができるんだ。
つまり・・・以下のような感じだね。
つまり・・・以下のような感じだね。
名詞的用法の不定詞を仮主語 it に書き換える
To eat a lot of green vegetables の部分を It で代用しており、この It は「それは」と訳す必要はないんだ。訳し方は It で置き換える前と同じだよ。
えっ、なぜ to 不定詞を It で置き換える必要があるんですか?
それはね、不定詞を含む主語が長すぎて、バランス的にあまりよくないからだよ。
不定詞句を It で置き換えられるのは、不定詞の名詞的用法だけなんだ。
不定詞句を It で置き換えられるのは、不定詞の名詞的用法だけなんだ。
何気に to 不定詞 なら形容詞的用法でも副詞的用法でも、it に置き換えられそうな気がするけど、「…すること」と訳す名詞的用法しか it で代用できないんだ。
となると、it で代用されている不定詞は必ず「…すること」と訳せばいいんだね!
うん、これって不定詞を知っている人でも、意外と意識していないポイントだから、こうやって見方を変えれば、理解も深まったんじゃないかな。
その3つの用法とは、「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」で、今回は名詞的用法について解説していくよ。