助動詞 would の用法



今回は助動詞 would の用法について見ていこう!


助動詞の中でも would って訳しづらいんですよね。


試験の長文でもよく使われる would だけど、たくさんの意味があるため、どれを当てはめればいいか分からなくなる人も多いよう。今回はよく使われる代表的な用法を紹介していくね。

さまざまな意味を持つ多義語の would

過去から見た未来を示す would



would の意味の中でも一番オーソドックスなのが、will の過去形の用法じゃないかな?
要は「過去から見た未来」に対して用いる would だね!

I think that she will get a promotion at work.
「彼女は仕事で昇進するだろうと私は思う」

I thought that she would get a promotion at work.
「彼女は仕事で昇進するだろうと私は思った」



上の英文を過去形にすると、下の英文になるんだ。


過去形だから、冒頭部分は

I think → I thought

とすればいいんですよね!



ちょっと待って!!
同様に、that 節も時制の一致で過去時制にしないといけないよ。


そっか! will の過去形は would になるから

she would get a promotion at work

とすればいいんですね!



would は過去から見た未来を示すんだけど、この would も will のように和訳する際は「…だろう」のままで大丈夫だよ。

時制の主軸は I thought にあるので、その過去の時点から「…だろう」ということで、過去から見た未来を表現できるんだ。

現在時制で推量を表す would



次に現在時制で使われる would について見ていこうね。

When you travel abroad, this phrase would be helpful for introducing yourself.



英文の時制は何だろうね?


When 節では When you travel abroad「あなたが海外旅行するとき」とあるから、現在時制ですよね。


そうなると、this phrase would be helpful for ~ の主節の時制も現在時制になるよね。
つまり、この would は現在形の英文で使われていることになるんだ。


えっ?
さっきは過去時制で使われる would だったから、過去から見た未来を示す用法を当てはめればよかったけど、今回は現在時制なので、それができないわ!


実は、この would は「丁寧な表現」や「弱い推量」を示す would で、これも「…だろう」と訳すことができるんだ。
したがって、全訳は以下のようになるよ。

「あなたが海外旅行をする際、この表現は自己紹介をするのに役立つだろう」



現在時制の英文で使われる would も「…だろう」とは訳すみたいだけど、ニュアンスはどう違うんですか?


過去時制の would:過去から見た未来を表す「…だろう」
現在時制の would:丁寧な表現や弱い推量を表す「…だろう」

「推量」だから、can や may などでも訳される「…だろう」に近い感じで捉えるといいよ。
ただし、あくまで現在のことについての「…だろう」ということは留意しておこうね。



いろんな意味を持つ would だけど、これからは長文で出くわしたら、どの意味に当てはまるのかを考えるようにしてみますね。