否定語が文頭に来る倒置

英語王子

今回のテーマは否定語を伴う強調の用法を見ていこう。 否定語といえば・・・何が思い浮かぶかな?



もぐら

代表的なのだと、no とか not とかだよね。
・・・あとは何だろ?



英語王子

他にも否定語の仲間はたくさんあるから、一緒に確認していこうね!



否定語が文頭に置かれると、疑問文のような語順に!?

英語王子

強調されて文頭に置かれる語句が否定語だった場合どうなるのか、実際の英文を交えて見ていこう。



否定語が文頭に来る倒置
「彼女に再び会えるなんて夢にも思わなかった」
もぐら

あれ、この英文には no や not が使われていないのに、「夢にも思わなかった」と否定的な意味になってない?



英語王子

あ、いいところに気づいたね。
これは副詞 little が「まったく…ない」という強い否定を表しているから、否定文でもないのに、全体が否定的なニュアンスになっているんだ。

じゃあ、この little が強調されて文頭に置かれると、その後の語順はどうなると思う?



もぐら

little っていうのはこの場合副詞だよね!
倒置の意味で学習した内容に従うなら、副詞の後は動詞、主語の順番になるんでしょ。

だから、
Little dreamed I that I could see her again.
ってなるんだと思うよ。



英語王子

方向や場所を表す副詞の場合はそれでいいんだけど、否定を表す語句が文頭に来た場合は、否定語の後は疑問文のような語順になるんだ。

つまり、さっきの英文の little をとって疑問文にすると、以下のようになるよね?



否定語が文頭に来る倒置
英語王子

この状態で文頭に little を置いてみよう!



否定語が文頭に来る倒置
もぐら

えっ、これが正しい語順なの?



英語王子

そうだよ。
現在形なら did ではなく、do になるし、完了形なら have になるので注意しようね。
do や did を見ると疑問文のように思ってしまうけど、このように倒置の肯定文でも使われることがあるんだ。



もぐら

little 以外の代表的な否定語って何があるのか教えて!



英語王子

そうだね・・・否定語でいえば、以下のような語句もよく使われるかな。

never「決して…ない」
seldom「めったに…ない」
hardly「ほとんど…ない」
scarcely「ほとんど…ない」

これらの語句も little と同様に文頭に置かれると、続く英文は疑問文のような語順の倒置文になるんだね!



否定の副詞節が文頭に置かれた場合

英語王子

実は、この特殊な倒置は何も否定語に限ったことではないんだ。
否定の意味を持つ副詞節が前に出てきても、この倒置は起こるんだよ。



否定語が文頭に来る倒置
もぐら

ちょっと複雑な構造の英文だモ~。



英語王子

ヒントは、did の前までが、強調されて文頭に置かれている部分になるよ。 ということは、本来の語順に戻すとどうなるかな?



もぐら

じゃあ Not until we lost the singer が、まるまる強調されているってこと?
でも、Not until の続きで、we lost と主語と動詞があって一文の形になっているから、単語でも句でもなく、節になっているけど。



英語王子

うん、little とか一語じゃなくて、節がまるごと強調・・・
というとちょっと意外かもしれないけど、こういうパターンも倒置にはあるんだ。

さて、この英文を本来の語順に戻すと、以下のようになるよ。



否定語が文頭に来る倒置
「その歌手を失ってはじめてその存在感の大きさが分かった」
英語王子

この英文には
not ~ until …「…してはじめて~する」
という頻出構文が使われているんだ。



もぐら

じゃあ、今回はこの until 以下の「…して」の部分が強調されて文頭に置かれていたわけだね!



英語王子

そして not という否定語を含んでいるので、続く部分も、did we realize と疑問文のような語順になっているんだ。

文頭に置かれて強調されているのが節の場合、少し長くなるため、文構造を見失いがちになるけど、結局のところ倒置のルールは一緒だから、落ち着いて読解してね。



英文法を学ぶなら、この無料メルマガがオススメ!

英語王子

当社が平日日刊で発行している無料メルマガ「英語和訳のノウハウ」は、毎回1つの英文法にテーマを当て、英文を交えて読解の仕方や和訳のコツを解説しています。

これまで30000人以上の人が購読しているこのメルマガで、英文法の勉強を始めてみませんか?



もぐら

読者のみんなが自分の訳を投稿できたり、投稿した和訳が添削されたり、と参加できるコンテンツも色々あるから、毎回楽しく読み進めることができるよ。

メルマガには下記フォームから登録してね!



英語和訳メルマガ 登録フォーム
メールアドレス

※ご登録いただいたメールアドレス宛にメールをお届けいたしますので、
お間違いのないようにご入力ください。